ついにアーセナルから退任することが決まったアーセン・ヴェンゲル監督。
ガナーズで22年の長期政権を敷いた指揮官は68歳になったが、今後の去就も気になるところ。
ここでは、『sportskeeda』による「ヴェンゲルのありうる5つの新天地」を見てみよう。
フランス代表
ディディエ・デシャン監督はフランス代表において、“OK”な仕事をしている。だが、彼らはより多くのことができうる。
フランス代表は驚異的なタレントたちが溢れており、経験豊富な人物によって率いられる必要がある。
ヴェンゲルはその要件を完璧に満たす。もしW杯後に着任したとしても驚きはないだろう。
(クラブチームのように)毎日長時間働く必要がないので、68歳の彼にとって理想的な目的地になるだろう。
中国スーパーリーグ
ヴェンゲルは68歳だ。今後数年以内には監督業を止めなければいけない。その前に多くの金を稼ぐことは彼にとって最善だろう。
中国スーパーリーグは、ワールドクラスの監督や選手を雇うために大金を費やしている。なので、ヴェンゲルがアジアに移ったとしても、驚きはないだろう。
中国スーパーリーグ側も彼を絶対的に欲しがるだろうし、ヴェンゲルは中国に多くのファンを抱えていることから、ファン層の強化にもなるはず。
また、欧州メディアからもかつてないほどの注目を集めるだろうし、それは中国リーグがまさに探し求めているものだ。
MLS
キャリア終盤に差し掛かった選手たちを惹きつけることで知られているMLS。今回の場合、ヴェンゲルは監督キャリアの終盤にいる。
ヴェンゲルのMLS移籍は、関係者にとってとても意味のあるものになるだろう。視聴者という点で、MLSは喉から手が出るほど欲しい後押しを受けることになるはずだ。
ヴェンゲルはアーセナルで、ズラタン・イブラヒモヴィッチを欲しがっていたこともある。それから10年以上が経った今、ついにヴェンゲルはイブラの監督になるかもしれない。
名古屋グランパス
Jリーグはアジアにおける最高のリーグだった。中国スーパーリーグが現れるまでは。
魅力を失っており、選手たちは日本よりも中国への移籍を選んでいる。
このリーグは新たな活力を吹き込む人物を欲しており、ヴェンゲル以上の適任者がいるだろうか!
名古屋グランパスは降格圏にあり、現在苦しんでいる。ヴェンゲル復帰はJ2への降格を回避し、チームを残留させることを手助けできるだろう。
ユヴェントス
これは大きなギャンブルだ。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督はユーヴェでいい仕事をしており、多くのメガクラブから関心が寄せられている。
チェルシー、PSG、そしてアーセナルも新監督にアッレグリを任命しようと躍起になっているとも。そして、もし彼が退団した場合には、ユーヴェには“空き”ができる。
かつてユーヴェはACミランからアンドレア・ピルロを引き抜いた。トップレベルでプレーするには歳をとり過ぎていると思われていたにもかかわらず。
その時と同様に、ユーヴェはリスクを冒してヴェンゲルを招聘し、うまく機能するかを見定めるかもしれない。