白老・国立アイヌ民族博物館のくい打ち作業始まる

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 象徴空間の中核施設で国内5カ所目、東北以北初の国立博物館となる国立アイヌ民族博物館のくい打ち作業がこのほど、ポロト湖畔南側の建設予定地で始まった。くい打ちと基礎工事は今年5月にかけ行われ、6月から12月にかけて建物の骨組みとなる躯体(くたい)工事が行われる。工期は来年11月まで。一般公開は2020年4月24日から。

 同博物館は地上3階、延べ床面積約8600平方メートル、横幅約130メートル、高さ約20メートル、奥行き約40メートル。1階はエントランスホール、映像や音声でアイヌ文化の概要などを紹介するシアター、カフェ、ミュージアムショップ、研究交流室、ライブラリーなどを配置。2階には基本展示室、特別展示室、テーマ展示室、収蔵庫、ポロト湖を眺望できるロビーなどを配置する。施行は竹中・田中特定建設工事共同企業体など。

 同博物館建設予定地に隣接し、今年3月末で閉館した旧アイヌ民族博物館の解体工事は今月から始まり、既にコタンコルクル像は撤去され、5月末までに受け付け事務所や体験学習館などが解体される。

 国立民族共生公園の関連施設となる体験交流ホール、管理運営施設、エントランス棟、体験学習館、工房の建設工事は18年度中に順次始まる。 (富士雄志)

【写真=くい打ち作業が始まった国立アイヌ民族博物館建設地】