『Eurosport』など各メディアは、「ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、ナポリのマウリツィオ・サリ監督について話した」と報じた。
セリエAで今季首位を争っているユヴェントスとナポリ。日曜日にはこの2チームが直接対決する。スクデット争いを大きく左右する試合となるはずだ。
このビッグマッチを前に、マウリツィオ・サリ監督について聞かれたアッレグリ氏は以下のように話したという。
マッシミリアーノ・アッレグリ (ナポリのスタイルが称賛されているね)
「私は客観的な事実を話すよ。
ユヴェントスは85ポイントだ。ナポリは81ポイントを持っている。それが事実だ。
私は多くの話を聞く。耳にして、楽しんでいる。しかし私は自分の見解を保つのだ。
君たちは、リヴォルノのバーに行って、友人たちに私の考えについて尋ねてみればよい。
マウリツィオ・サリは素晴らしい仕事をしている。彼はラファ・ベニテスのチームを引き継ぎ、マレク・ハムシークをワイドに動かした。それが主な違いだ。
彼が守備から試合を作る。アレク・ミリクだけが高さのある選手で、他は皆小さい。
見るには美しいチームに仕上げた。そして、今季はとてもいい結果まで残している。
彼はレガ・プロ(3部)で戦っていたときから多くの成長を見せてきたし、価値を証明してきた。
この6年間、ナポリは1名の選手しか変えていない。私の知る限りはね。それは利点であると思う。
ここ4年間、ユヴェントスは多くの選手を変えてきた。そしてマーケットで多くの仕事をしてきた。違ったキャラクターの選手を引き入れてきた」
(サリのスタイルに嫉妬を覚える?)
「私は嫉妬などしていない。長年の努力の末、サッリが彼に相応しいレベルにまで達したことを嬉しく思うだけだ。
あらゆる指導者は、自分の経験から学び、毎年成長し、改善や調整が必要な点を見つけていくものだ。
指導者は、自分の特性とチームが持つ資質を最大限に生かすべきであると思う。
サリはナポリのプレーを向上させ、選手たちの個性を最大限に発揮させている。
ユヴェントスはナポリと同じ方法でプレーすることはできない。なぜなら、我々はより強いフィジカルでのぶつかり合いと空中戦を持っているからだ。
結局、どんな監督でも同じ目標を持っているものだ。『勝つ』という目標を。
そこに向かうための戦略、どうやって勝利を奪うかという方法は、決して同じにはならない。
通常2つのドアが空いているのに、ある日は1つが閉まっていたとする。その時は、違った戦略を探さなければならない。
結局は事実が残る。歴史書に書かれるものだけが残る。
ナポリの今季は傑出している。しかし彼らは数年間このスタイルでやってきて、いい結果を残してきた。首位に立つまで1年を使ってきた。
彼らは国内でもヨーロッパでも現実的にタイトルを狙えるレベルになった。それをイタリアのサッカーは誇りにすべきだ」