アンドゥハー4安打&トーレス初出場 若手の活躍でヤンキースが連勝

【ヤンキース5-1ブルージェイズ】@ヤンキー・スタジアム

昨年、ワイルドカードでポストシーズン進出したヤンキースは今季、ここまで19試合で10勝9敗といわゆる開幕ダッシュには至っていない。まずは上位チームには確実に勝利しておきたいところだ。2位・ブルージェイズとの直接対決第3戦は23歳の若手、ミゲル・アンドゥハーの活躍によりヤンキースが連勝した。

ヤンキースの先発はエースのルイス・セベリーノ、一方のブルージェイズは古巣相手の登板となったハイメ・ガルシア。セベリーノは初回、自慢の100マイルに迫るフォーシームとスライダーを武器に相手打線を3者凡退に抑えるとガルシアは2死からディディ・グレゴリウスに一発を浴びて1失点と対照的な立ち上がりとなった。この日、忘れてはならないもう1つの大きな話題としてはヤンキースの球団内有望株ランキング1位のグレイバー・トーレスがメジャー初昇格を果たして「8番・二塁」でスタメン出場したことだ。彼の記念すべき初打席は2回裏1死二・三塁と絶好の場面で迎えた。結果はカウント1-2から5球目のスライダーお前に空振り三振に倒れた。

トーレスの凡退後、オースティン・ロマインのツーベースで2点を追加し3対0と序盤から試合の主導権を握ったヤンキース。先発のセベリーノは走者こそ出すも大きく崩れることはなかった。この日の失点は6回裏にテオスカー・ヘルナンデスに一発を浴びた1点のみにとどめ、7回1失点で今季4勝目を挙げた。。24歳の剛球右腕が試合をつくる中でチーム内で光っていたのは23歳のアンドゥハーだった。第1打席は得点チャンスを広げるツーベースを放つと第2打席ではヒット、6回裏にはチームに4点目をもたらすタイムリーなど4打数4安打1打点と連勝の原動力となった。一方でトーレスは4打数無安打も試合にはフル出場し、貴重な経験を得た。

一方のブルージェイズは先発のガルシアが6回途中まで投げるも4失点と精彩を欠き、ヤンキース投手陣の前に本塁打による1点しか奪うことができなかった。その一方でチームでは先日、ルルデス・グリエルJr.がメジャー昇格を果たしておりチーム内に新しい風が吹き始めている。今回は敗れたとはいえ、まだ地区2位を死守している。

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