災害対応、ゲームで向上 熊本市で「クロスロード」体験会

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防災カードゲーム「クロスロード」で、設問に対して自らの考えを語り合う参加者=熊本市中央区

 阪神・淡路大震災を機に開発された防災カードゲーム「クロスロード」を体験するイベントが21日、熊本市中央区大江の市民活動支援センターあいぽーとであり、熊本地震の体験を基に作られた設問2問も紹介された。

 クロスロードは、災害時に直面するさまざまな事例に対して意見を出し合い、合意を探るゲーム。正解はなく、自分と違う意見を聞き、考えを広げることを目的にしている。

 イベントは普及に取り組む「くまもとクロスロード研究会」(徳永伸介代表)が企画。同会メンバーは熊本での経験を踏まえて「熊本編」をつくろうと作業を進めている。

 参加者約50人が5~6人のグループに分かれて計7問に挑戦。「余震が続く中、性犯罪や連れ去りが横行しているという情報を受け取ったが、拡散するか」「開いているコンビニに人が並んでいる。物資を買い占めるか」などの事例に対して意見を交わした。母と参加した黒髪小4年の宮本鏡子さんは「みんなの意見を聞くのは楽しかった。考えが広がったと思う」と話していた。(熊川果穂)

(2018年4月23日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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