今季限りでアーセナルを離れ、22年の長期政権に幕を下ろすことを決めたアーセン・ヴェンゲル。この22年の歩みは見事なものだったが、指揮官としてリヴァプールやブラックバーンなどで活躍したグレアム・スーネス氏は退任のタイミングが遅すぎたのではと感じているようだ。
英『The Times』によると、同氏は最初の10年でヴェンゲルがアーセナルを離れていれば、より偉大な指揮官と記憶されたはずと考えており、近年の成績が振るわなかったことで少々寂しい退任劇になってしまうと自身の見解を語っている。
「ヴェンゲルは長く留まりすぎたことで、彼の残したものが曇ってしまった。もし彼が最初の10年で去っていれば、その間の3度のリーグ制覇、4度のFA杯制覇、CLでは2006年にバルセロナに敗れたファイナルと、真の優れた指揮官の1人として記憶されただろう。一方でここ10年の記録では、他のトップ6のクラブならずっと以前に解任されただろう。アーセナルはCL出場権や、3度のFA杯制覇で足踏みしてしまったんだ」
確かにヴェンゲルの退任はサポーターの間でも受け取り方が異なるだろう。これまでの素晴らしい成績を称える者もいれば、クラブに解任を求めて声を上げてきたサポーターの中には今回の発表を喜んでいる者もいるだろう。最初の10年に比べると成績が下降気味だったのは間違いないが、アーセナルをもう少し早い段階で離れた方がよかったのだろうか。
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