パドレスが7回表に一挙9得点 1番・コルデロが逆転弾

【パドレス13-5ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

1点ビハインドの7回表、1番打者のフランチー・コルデロが放った456フィート(約139メートル)の逆転弾が猛攻開始の合図となった。ロッキーズはセットアッパーのジェイク・マギーを投入して逃げ切りを図ったものの、コルデロに痛恨の一発を浴び、さらにピンチを作ったところで降板。スコット・オバーグとアントニオ・センザテラもパドレスの勢いを止められず、パドレスは打者15人を送り込む猛攻で大量9点を奪い、試合をひっくり返しただけでなく、一気に試合を決めた。「とても楽しかった。あのイニングは各打者が良い結果を残していて、本当に楽しかったよ」というコルデロの言葉がこの試合を端的に表現していると言えそうだ。

7回表のパドレスは一死二塁からコルデロが4号ツーランを放って逆転に成功。マギーに代わって登板したオバーグからカルロス・アスアヘ、コリー・スパンジェンバーグ、マット・シーザーがタイムリーを放ってリードを6点に広げ、この回3人目の投手となったセンザテラからウィル・マイヤーズが2点タイムリー二塁打を放って大量9得点のビッグイニングが完成した。パドレスが1イニング9得点を記録するのは2014年7月24日のカブス戦以来4年ぶり。アンディ・グリーン監督は「彼はボールを強く叩ける男なんだ」と逆転弾を放ったコルデロの活躍を称えた。もちろん、先発のブライアン・ミッチェルが6回途中5失点で降板したあと、3回2/3を被安打1、無失点に抑えたブルペン陣の好投も忘れてはいけない。勝敗を分けたのが両軍のブルペンの出来だったことは間違いないだろう。

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