「県立長崎図書館106年の軌跡」 著名人の芳名録など105点展示

 企画展「県立長崎図書館106年の軌跡」が24日、長崎市立山1丁目の同館郷土資料展示室で始まった。来館した著名な作家らがサインした芳名録や長崎ゆかりの作家の資料など計105点を展示し、「知の宝庫」として利用されてきた同館の歩みを振り返る構成。
 同館は1912(明治45)年創立。芳名録は大正~平成の計57巻あり、うち19巻を並べた。19(大正8)年、芥川龍之介、柳田国男、菊池寛が一緒に記した一枚をはじめ、犬養毅、北原白秋、司馬遼太郎、吉村昭らのサインも。岡本太郎のものは前衛芸術的。直筆の文字からは、それぞれの個性もうかがえる。
 同館担当者が芳名録の日付を頼りに、来崎時の新聞記事をたどるなどして作った説明板を添えた。永田英樹郷土課係長は「キリシタン、幕末、原爆など長崎の歴史を調べる人々が多く来館したようだ」と語る。
 初公開資料は、遠藤周作が「踏絵を踏む足も痛い」、野呂邦暢が「黒人の歌は私を惹きつける」と記した色紙、森澄雄が句を記したうちわ、佐多稲子の原稿など。同館の経過を写真で概観するコーナーもある。
 県と大村市が同市に整備する「県立・市立一体型図書館」(仮称)の来年開館などに伴って現図書館が閉館するまで、一部資料を入れ替えながらロングランで展示する。

遠藤周作の色紙(手前)や芳名録などを展示した企画展=県立長崎図書館

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