ラグビー“伝説の英雄”も期待感 2019年ラグビーW杯、知事と会談

 ラグビーのニュージーランド代表「オールブラックス」の元キャプテンで“伝説の英雄”とされるリッチー・マコウさん(37)が24日、県庁で黒岩祐治知事と会談した。「ニュージーランドと日本代表が決勝で戦えることを願っている」と語り、1年半後に迫るワールドカップ(W杯)日本大会の盛り上がりに期待を寄せた。

 マコウさんは、2015年W杯でオールブラックスを史上初の2連覇に導いた名主将。テストマッチ148試合出場の世界最多記録を持ち、ワールドラグビー年間最優秀選手賞にも3回輝いた。

 来年のW杯に関し「日本のラグビー人気は日増しに高まっていて、非常に素晴らしいタイミング」と強調。横浜・日産スタジアムで開かれる決勝戦には「日本人と海外の観戦客が一緒に興奮できる試合になる」と期待を込めた。

 今回はAIG損害保険のアンバサダーとして来日。ラグビー女子セブンズ・ニュージーランド代表の3選手とともに、県にタグラグビーキットを寄贈した。黒岩知事は「15年W杯の決勝戦でマコウさんの素晴らしい勇姿を見たときの興奮を横浜で再現したい」と語った。

ラグビーW杯への期待を語るリッチー・マコウさん(左)=県庁

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