登録へ 機運高めよう 禁教期研究会 来月12日シンポ

 禁教期のキリシタン研究会(高祖敏明会長)と十八銀行は5月12日午後1時半~4時、長崎市茂里町の長崎ブリックホール国際会議場で、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 世界遺産登録を願うシンポジウム」(長崎新聞社など後援)を開く。入場無料。
 潜伏キリシタン遺産は、6月下旬から7月初めにバーレーンで開かれるユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が決定する見通し。研究会は民間の立場から世界遺産登録の機運を盛り上げようとシンポジウムを企画した。
 日本経済新聞社編集委員の内田洋一氏が「世界的な視野からみた潜伏キリシタン遺産」のテーマで基調講演。研究会世話人の柿森和年氏が、五島・奈留島で見つかった「絹のオラショ」について研究成果を発表する。バイオリニスト大迫淳英氏のミニコンサートや、「世界遺産を見据えてのまちづくり」がテーマのパネルディスカッションもある。
 事前申込制。参加希望者は氏名、郵便番号、住所、電話番号を明記し、ファクス(095・821・7908)か電子メール(bk18-regionaldev01@18bank.co.jp)で十八銀行地域振興部へ。問い合わせは同部(電095・827・8609)。

© 株式会社長崎新聞社