「ね-、こっちにボールばパスしてよ-」
長崎市西小島1丁目の大徳寺公園周辺。日も傾き始めた夕暮れ時、大きなクスノキの近くで、サッカーや鬼ごっこなどを楽しむ子どもたちのにぎやかな声が響き渡った。
青々とした葉を茂らせたクスノキは樹齢約800年以上の「大徳寺の大クス」。県指定天然記念物になっており、今も昔も変わらずに地元住民の営みを優しく見守っている。
夕飯時が近づく午後5時すぎ。1人、そしてまた1人と子どもたちが家路を急ぐ。『また、遊びに来んね-』。クスノキの声が聞こえてきそうだ。
クスノキに見守られて
- Published
- 2018/04/25 09:34 (JST)
- Updated
- 2021/03/05 09:17 (JST)
© 株式会社長崎新聞社