越智隆裕氏（金属繊維製造部長）／おち・たかひろ／金属繊維分野で実績

　金属繊維関連の製造と営業を長きにわたり担当。「半導体用超精密ガスフィルター『ナスクリーン』を草創期から携わってきた。販売当初、半導体装置メーカーに足しげく通ったことが印象深い」と語る。

　「金属繊維製造部門は真空炉やクリーンルームを増設した。高品質体制に磨きをかけ、製造部門から当社製品の拡販および世界的マーケットシェアの向上をバックアップする」と話す。

　国内外問わず人との出会いや、つながりを大切しており好きな言葉は一期一会。休日は家族とともに趣味のゴルフを楽しむ。

　８５年（昭６０年）秋田大学鉱山学部（現工学資源学部）卒。京都府出身、５６歳。

幅広い製品を製造・開発／大塚雅彦氏（枚方工場副工場長兼枚方鋼線製造部長）／おおつか・まさひこ

　３０年近く枚方工場で製造・開発に携わる。若手時代には、焼結部品・異形線・ステンレス以外のチタン合金などのさまざまな分野を経験した。「幅広い製品の知識を生かして工場の生産性向上に向けた取り組みを実施する」と話す。

　枚方工場のステンレス鋼線製造部門は約２００人体制。「枚方と東大阪工場で進めるリニューアル工事と、工場の世代交代を円滑に進めながら、設備・品質・技術面などの充実を図る」と語る。

　体を動かすことが好きで、バレーボール、ソフトボール、ゴルフなどをたしなむ。「チームワークを大切にする」という。

　８６年（昭６１）関西大学工学部卒。大阪府出身、５４歳。

　東大阪工場での勤務は長く、工場長としては５年目を迎える。印象深い出来事は、「大同ステンレス（現日本精線）の大阪工場製造課時代に導入した太物伸線機が現在もフル稼働していること」という。

　リニューアル計画推進中の東大阪工場は来年、自動酸洗ラインを新設予定。「迅速にラインを導入し、垂直立上にて安定稼働させ、工場全体で労働生産性の向上を目指す」とし、「責任と権限が増え、東大阪工場の発展に全力を尽くす」と熱い思いを語る。

　明るく優しい性格。趣味は毎日かかさず続けているウォーキング。

　８６年（昭６１）大阪工業大学工学部卒。大阪府出身、５４歳。