三菱電機稲沢、社内基金を地元の社会福祉法人に贈呈

 昇降機の生産拠点で、東海地区大手鋼材ユーザーの三菱電機稲沢製作所(愛知県稲沢市、所長・林美克氏)は今月13日、社内基金「ソシオルーツ」約40万円を地元の稲沢市社会福祉協議会(会長・渡邉菱氏)と同協議会が運営する障害者就労支援事業所「まつのき」に贈呈した。当日は関徹同製作所総務部長をはじめ、寄付先の代表者ら関係者が出席し、贈呈式を行った。

 「ソシオルーツ」は従業員による寄付金と同額の寄付金を会社が拠出した社内基金。昨年度は約157万円(会社拠出分含む)が寄せられ、そのうち社会福祉施設向けの40万4636円分の寄付金および物品が2団体に贈られた。

 贈呈式で関部長は「社会福祉事業の充実に役立ててほしい」などと挨拶した。贈呈された渡邉会長は「寄付金および物品を就労環境改善などに役立てたい。地域の皆様から託された思い、信頼を受け、地域福祉の充実推進に努めたい」と謝辞を述べた。

 同製作所では1993年より、同基金を導入しており、2017年度までの累計金額は7600万円。従業員の善意は、地元社会福祉法人のほか、東日本大震災・熊本地震の被災者向けにも役立てられている。

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