新日鉄住金エンジ、安川電機の行橋事業所施設を竣工

 新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は25日、福岡県行橋市で建設を進めていた「行橋事業所豊和会館」が竣工したと発表した。安川電機から受注したもので受注額は非公表。機能性・利便性・経済性をコンセプトに建設された。

 本施設は鉄骨造地上3階建の事務・厚生ゾーンと大スパン架構による平屋の食堂ゾーンで構成。延床面積は4922平方メートルで鉄骨総重量は390トン。事務・厚生ゾーンは1階に厨房と売店、旅行会社、2階にトレーニング室・診療室などが配置され、食事提供のみならず行橋事業所の社員約2千人の福利厚生をサポートする施設となっている。

 コンセプトに沿って鉄骨造による機能的なレイアウト計画を実現しているほか南面全面開口による明るく開放的な食堂・イベント空間を創出。また、高効率設備システムの導入とエネルギーの見える化による省エネ対策に加え、屋根や外装材には高耐候性SGL鋼板を採用し維持・修繕管理を容易にしている。

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