救援陣が安定感抜群のピッチング レンジャーズ逃げ切り

【アスレチックス2-4レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

日本時間4月26日のアスレチックス戦で、レンジャーズは先発のダグ・フィスターが3回表にクリス・デービスに7号先制ツーランを浴び、5回途中2失点で降板。しかし、フィスターの後を受けて登板した4人のリリーバーが合計4回1/3を無安打無四球に抑える見事なピッチングを見せたことが勝利を引き寄せた。レンジャーズは5回裏にノマー・マザーラとイサイアー・カイナーファレファのタイムリーで逆転に成功し、8回裏にはロナルド・グスマンのメジャー初三塁打となるタイムリーで貴重な追加点。最後はクローザーのキーオニー・ケラが締めくくり、4対2で勝利を収めた。

先発のフィスターは「僕たちのチームには、自分の役割をしっかりこなす選手がたくさんいる。今日の試合はそれが勝利につながったね」と同僚たちの頑張りを勝因に挙げた。特に救援陣の活躍は目覚ましく、4人合計で4回1/3を投げて許した走者はエラーによる1人だけ。ジェシー・チャベスが1回1/3をパーフェクトに抑えて勝利投手となり、1回無失点のアレックス・クラウディオとクリス・マーティンはホールドを記録。試合を締めくくったケラは今季4セーブ目をマークした。

「彼らは一生懸命に仕事をし、毎日のように登板してくれている。僕たち先発投手陣は彼らに感謝しているよ」とフィスターは救援陣への感謝を口にする。開幕前から不安視されていた先発投手陣が思うようなパフォーマンスを見せられないなか、救援陣が苦しみながらも役割を果たしてチームに貢献しているレンジャーズ。ジェフ・バニスター監督は救援陣が息切れしないうちに打線や先発投手陣が元気を取り戻してくれることを願っていることだろう。

一方、アスレチックス先発のケンドール・グレイブマンは6回3失点で今季初のクオリティ・スタートを記録したものの、打線の援護に恵まれず5敗目。ここまで6先発で0勝5敗、防御率8.89と苦しいシーズンを過ごしている。

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