マム展、フラワージャパンカップ HTBで来月6日まで

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)で、菊をテーマにした華やかな空間装飾作品が並ぶ「マム(菊)展」が初めて開かれている。5月6日まで。
 菊に彩られた高さ3メートルのタワー10本が並ぶ「マムの塔」/縦2・35メートル、横3・6メートルの壁2面を黄色や桃色などの菊で埋め尽くした「マムのレインボーウォール」/アーチ状に配置された球体のカスミソウに菊を添えた「マムとスターチスのシャワー」の3作品を展示している。いずれも庭園造りを展開している「花かご」(福岡県福津市)社長の杉島善実さん=本県出身=が手掛けた。
 社員旅行中に同僚と訪れた京都市の会社員、田中恵美さん(25)は「マムの塔はきれい。ずっと見ていられる」と話した。

 HTBでは、国内のフラワーアーティストの作品を並べた「フラワージャパンカップ」が5月6日まで開かれている。
 9平方メートル内に色とりどりの花で装飾を加えた「空間デザイン部門」には12人が出品。審査の結果、最優秀作品賞に井上博登さん(福岡市)の作品「廻廊(かいろう)」、優秀賞に野崎史郎さん(長崎市)の作品「無限に広がる幸せな世界」が輝いた。2人は日本代表としてHTBで秋に開く「花の世界大会」に出場する。
 一般募集した「フラワーアレンジメント部門」の約60点も展示。会場に彩りを添えている。

菊に彩られたタワーが並ぶ「マムの塔」=ハウステンボス
最優秀作品賞に輝いた井上さんの作品「廻廊」
優秀賞に選ばれた野崎さんの作品「無限に広がる幸せな世界」

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