ハンブルガーSVに再び奇跡が起こるのだろうか。現在17位と降格圏に沈んでいるハンブルガーSVは、28日にヴォルフスブルクを3-1で撃破。勝ち点を28に伸ばし、同30のマインツ、ヴォルフスブルク、フライブルクを懸命に追っている。残り2試合となったリーグ戦でフランクフルト、ボルシアMGに勝利を収めれば残留を勝ち取れるかもしれない。
その奇跡に導く主役がいるとするならば、それは20歳の日本人MF伊藤達哉だろう。今回のヴォルフスブルク戦に先発した伊藤は、お得意のドリブルからPKを奪取。さらに正確なクロスからアシストも記録するなど、2ゴールに絡む活躍を見せた。この終盤戦で伊藤の存在感が大きくなっているのは間違いない。
今回の活躍をスペイン『MARCA』までもが取り上げており、「試合の主役は166cmと小柄な伊藤達哉だ」と称賛している。ハンブルガーSVは2013-14、2014-15シーズンと続けて16位でフィニッシュし、ギリギリ残留を回避した。昨季もラスト3試合を1勝2分で終え、勝ち点を38に伸ばして14位でフィニッシュ。毎シーズンのように降格の危機を迎えるが、そのたびに底力を発揮して1部に残ってきた。
今季残留を達成できればまさに奇跡だが、伊藤がそこまでチームを導くのか。ブンデスリーガの残り2試合はチャンピオンズリーグ出場権争い以上の盛り上がりとなるかもしれない。
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