【MLB】田中将大が痛烈ピッチャー返しに美技 米実況感嘆「なんてプレーだ、タナカ」

エンゼルス相手に好投したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

6回1失点で4勝目のマー君、守備でも美技

 ヤンキースの田中将大投手が見せた美技が現地で称賛されている。28日(日本時間29日)の敵地エンゼルス戦で6回2安打1失点、今季最多の9三振を奪う好投で4勝目を記録。大谷翔平が左足首捻挫の影響で欠場し、対決は実現しなかったが、大量援護を受けた右腕は圧巻の投球を見せて、11-1の勝利に貢献した。この日は痛烈なピッチャー返しに好反応を見せる場面もあり、その投球とともに賛辞が贈られた。

 好投を続けていた田中が好守を見せたのは3回だった。先頭のカルフーンが4球目を強振し、センター方向に痛烈な打球をはじき返した。田中はこのボールに好反応。ワンバウンドしながら体の正面に飛んできた打球に対し、体をひねりながらグラブを合わせて好捕。ゆっくりと一塁に送球し、アウトに仕留めた。

 現地で試合を中継した米メディア「FOX Sports」の実況は「なんてプレーだ、タナカ」と感嘆。解説を務めた元捕手のAJ・ピアジンスキー氏も「運が悪いとこうなってしまいます。投手が捕れなければ、これはセンター前ヒットでしょう」と田中の守備を称賛した。

 ヤンキースの公式ツイッターでもこのプレーは紹介されており、ファンから「ニンジャだ」などの声が寄せられている。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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