エコワークス、2018年度LCCM住宅率50%へ

 エコワークス(福岡市)は、2018年度のLCCM住宅比率50%を目標に掲げ、普及に向けた取り組みを強化する。同社の宿泊型モデルハウス「棲家‐sumica‐」(福岡県春日市)において、LCCM住宅認定で最高レベルの5つ星を取得(4月17日付)。同モデルハウスを、一般社団法人ZEH推進協議会(ZEH協)の研修施設としても提供していく。全国のZEHビルダーの視察を受け入れると同時に、LCCM住宅に関するセミナーを実施して行く予定。

 春日モデルハウスは、延床面積130.26m2の木造軸組工法の2階建て住宅。木材の乾燥時に自然乾燥方式を採用し、建設時のCO2排出量の削減に取り組んだことが特徴のひとつになっている。また運用時(入居時)には、UA値0.44W/m2・Kの高い断熱性と高効率設備による省エネ性能により一次エネルギーを大幅に削減。11.88kWの太陽光発電を搭載することでライフサイクルカーボンマイナスを実現した。

 また、IoTも兼ね備えたモデルハウスとなっており、例えば外出先でも家電が操作できたり、家の中の様子を知ることができるなど、未来的な暮らしが体験できる。

 

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