Rソックス今季6本目の満塁弾 96年エクスポズに並ぶ

【ロイヤルズ6-10レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

昨季1本も満塁本塁打を打てなかったレッドソックスに、早くも今季6本目の満塁本塁打が飛び出した。レッドソックスは2点ビハインドの3回裏、ミッチ・モアランドが押し出し四球を選んで1点差とし、打席にはザンダー・ボガーツ。ここでボガーツはカウント3-2からの8球目、内角高めへの速球を見事に捉え、レフトスタンドへ3号逆転グランドスラムを叩き込んだ。4月末までに6本の満塁本塁打を放ったのはメジャー史上2球団目の快挙。1996年のエクスポズに並ぶメジャー最多タイ記録となった。

3回裏二死二、三塁からJ.D.マルティネスとモアランドが二者連続で四球を選び、ボガーツは「相手投手はすでに二人を歩かせていたから、僕を歩かせたくないだろうと思ったんだ」とストライクゾーンに来るボールに狙いを定めていた。「ボールをよく選び、打つべき球を待つことができた」とボガーツが語ったように、高めに浮いたボールを捉えると、打球は大きな放物線を描いて逆転満塁弾に。ボガーツが一振りで試合をひっくり返した。最終的には13安打を放ったレッドソックスが10対6で勝利。ボガーツは「僕たちは走者がいるとき、特に満塁のときに打者有利のカウントを作って良いスイングをすることができている」と満塁本塁打が次々に飛び出す現状を分析していた。

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