剛腕・ヘイダーが史上初の8奪三振8アウトセーブ!

【ブリュワーズ6-5レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

驚異的な三振奪取能力を武器に、メジャー有数の剛球リリーバーとして存在感を増しているジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)が、日本時間5月1日に行われたレッズ戦で衝撃的なピッチングを披露した。1点リードの7回裏一死から登板したヘイダーは試合終了までに9人の打者と対戦し、四球を1つ与えたものの、残りの8人全員から三振を奪い、2回2/3を投げて8奪三振・無失点の快投。1試合で8アウト以上を記録した投手が全てのアウトを奪三振で記録したのは、メジャー史上初の快挙だった。

ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督はヘイダーのピッチングについて「あんなパフォーマンスは今までに見たことがないよ」と語ったが、史上初の快挙なのだから見たことがないのは当然だ。7回裏はジョーイ・ボットーとスコット・シェブラーから空振り三振を奪い、8回裏はエウヘニオ・スアレスをファウルチップで三振に仕留め、タッカー・バーンハートに四球を与えたものの、アレックス・ブランディーノはファウルチップで三振、代打のアダム・デュバルは空振り三振。9回裏はビリー・ハミルトンがセーフティバント失敗で三振となり、ジェシー・ウィンカーとホゼ・ペラザを二者連続で空振り三振に仕留めて試合終了となった。「休養十分だったから身体の調子は良かった」と今日の登板を振り返ったヘイダー。現時点で奪三振率は19.50という驚異的な数字となっているが、首脳陣が登板間隔を上手くコントロールできれば、球史に残るとんでもない成績を残す可能性もありそうだ。

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