ホークス千賀、約1か月ぶり復帰戦で今季初勝利 7回5安打1失点10Kの快投

開幕投手が5月に入ってようやく初勝利「集中して投げること出来た」

 ソフトバンクの千賀滉大投手が1日、復帰戦となった敵地ロッテ戦で7回5安打1失点10奪三振と快投し、今季初勝利を挙げた。打線は内川、松田の本塁打などで3点を奪取。右腕はこのリードを守り抜き、5月に入って今季1勝目をマークした。

 千賀は初回、1死から四球とヒットで一、三塁とされるも、ロッテのダブルスチールは失敗で三塁走者の藤岡裕がアウト。さらに、井上は空振り三振でピンチを切り抜けた。

 2回には松田の適時打で先制点を奪取。千賀は2死から鈴木にヒットを許すも、大嶺翔は空振り三振。3回は初めて3者凡退に抑えると、4回には内川、松田のソロ弾が飛び出し、3-0とリードを広げた。内川のホームラン後には、同僚がメジャーでおなじみの「サイレントトリートメント」を敢行。内川はダグアウトに戻ると、完全に“無視”された後に手荒い祝福を受けた。

 その裏、千賀は清田に適時二塁打を許し、さらに田村に四球を与えて1死一、二塁とされるも、鈴木、大嶺翔は連続三振でリードを守る。5、6回は3者凡退。7回は1死から鈴木にライト前ヒットを許したが、大嶺翔、平沢を連続空振り三振と、ここも後続を断った。

 千賀は7回116球で降板。「久しぶりの登板でしたが、集中して投げることが出来ました。とにかく打者に向かっていくこと、攻める気持ちを前面に出していきました。球数は増えてしまいましたが、しっかりゲームを作れたのは良かったです」とコメントした。

 ソフトバンクは8回をモイネロ、9回を森とつないで勝利。開幕投手の千賀は故障で離脱していたが、4月6日の楽天戦以来の先発で今季初白星。2安打の内川は通算1996安打として、2000安打まで「4」とした。

(Full-Count編集部)

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