日立財団 小平奨励賞が終了 「次世代支援事業」検討へ

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長年にわたり人知れず地域社会に貢献する個人、団体を顕彰してきた「小平奨励賞」について、日立財団は1日までに、本年度以降実施せず、終了することを決めた。同賞は1973年度に始まり、昨年度まで毎年度実施。45年間で奨励賞89個人・団体と特別賞・さわやか賞計27個人・団体を顕彰した。同財団は今後、全国規模の「地域コミュニティーに資する次世代支援事業」の立ち上げを目指すという。

小平奨励賞は日立製作所創業者の小平浪平氏の事績を記念し、73年度に小平記念日立教育振興財団(現日立財団)と茨城新聞社が創設、幅広い分野の社会貢献活動を対象として顕彰してきた。

日立財団は日立製作所グループが支援する五つの財団が統合して発足。昨年度が5財団のうち最も古い財団創設から50周年だったことから、財団全体の活動に関して見直し作業を進めた。

この中で、同賞が創設から45年を経過し、一定の役割を果たしたと判断。一方的な顕彰から発展させ、若い世代を支援するさまざまな団体や地域と連携して活動する「次世代支援事業」への移行を決めた。

「次世代支援事業」の立ち上げに向けて、同財団は本年度、検討委員会を設置し、事業の中身について調査・検討する予定という。