大阪チタニウム、スポンジチタン需要拡大で生産設備増強へ

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 大阪チタニウムテクノロジーズの杉崎康昭社長は27日の決算説明会で、既存のスポンジチタン生産設備を対象とした能力増強投資を2018年度から実行していく方針を示した。航空機向けを中心にスポンジチタン需要は拡大基調を維持しており、現状の生産能力では21年度以降の安定供給が難しいと判断した。

 同社のスポンジチタン生産能力は尼崎工場(兵庫県尼崎市)の年4万トン(公称ベース)。杉崎氏は「20年度までは現状の生産能力で対応できるが、21年度以降は窮屈になる」と述べ、電解工程などを対象に既存設備の生産性を引き上げる考えを示した。

 同社の設備投資額はここ数年、年20億円前後と抑制傾向で推移してきた。18年度以降はこれを積み増す方向にシフトするとみられ、競争力強化に向けた設備基盤固めを加速する。

 同社は5月15日に公表予定の新たな中期経営計画でこうした方針を示す見通し。