こいのぼりと土蔵が“共演” 5日まで川崎の公園で公開

 川崎市高津区久本の久本薬医門公園でこいのぼりが5日まで飾られ、江戸末期の土蔵と“共演”し、訪れた人たちを楽しませている。

 飾られているのは、地域の旧家から寄贈された赤や青など大小約30匹のこいのぼり。蔵の中では、かぶとや五月人形が展示されているほか、地元の同好会による陶芸作品も展示・販売されている。

 公園は、江戸時代後期から代々診療所を開いていた旧家跡が整備されたもので、地元町会などでつくる同公園運営協議会(三富末雄会長)が管理。こいのぼりなどの展示は11回目になる。

 同協議会の持田忠康副会長(74)は「こどもたちが大勢見に来てくれている。古里と感じてもらえればうれしい」と話している。

 こいのぼりは荒天の場合、中止。入場無料。午前10時~午後4時。JR武蔵溝ノ口駅から徒歩5分。問い合わせは、持田さん電話080(1146)5447。

久本薬医門公園のこいのぼりと土蔵

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