探知犬が陽性判断、1検体でがん発見 金山・活用事業の中間報告

©株式会社山形新聞社

 金山町が昨年度から行っている「がん探知犬」を用いた、がん検診事業の中間報告会が2日夜、町農村環境改善センターで行われた。町と連携して研究を進めている宮下正夫日本医科大教授が「1年間の検査で犬が陽性と判断した18検体のうち、1検体にがんが見つかった」と説明した。

 昨年度は2017年5~12月に町民から検体(尿)を集め、訓練を受けた探知犬2頭が臭いをかぎ分けて識別した。922検体のうち18検体を陽性と判断。精密検査の結果、そのうち1検体が初期の子宮頸(けい)がんと診断された。残り17検体は現段階でがんは見つかっていない。また、探知犬が陰性と判断した検体のうち6検体が、通常検査でがんと診断された。

 宮下教授は「まだ研究の途中で、検査方法に改良を加え、適合率を高めていきたい」と述べた。

 報告会には町民など約70人が参加。事業は同大千葉北総病院(千葉県)と町が連携し、がんの早期発見の研究に努めている。

あなたにおすすめ