海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷の展示が3日、長崎県長崎市宿町の長崎ペンギン水族館で始まった。訪れた子どもたちは、触れたり耳を近づけたりしながら、氷から聞こえてくる音や冷たさを楽しんでいる。5日まで。
氷は、市と同館に贈られた計3個を館内の特設コーナーに1日1個ずつ展示する。
氷は縦20センチ、横25センチ、高さ20センチ。数万年前に降った雪が固まってでき、溶けるときに閉じ込められた空気がはじける音がする。市立高城台小1年の岩永優希さん(6)は「音がしておもしろかった」と笑顔。「この氷があったところにペンギンがすんでいると想像してほしい」と飼育員の田﨑智さん(33)は来場を呼び掛けている。
会場には、自衛隊長崎地方協力本部の協力で、南極調査の写真や映像なども紹介している。
南極の氷ってどんな音? 長崎ペンギン水族館 5日まで展示
- Published
- 2018/05/04 00:06 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 15:00 (JST)
© 株式会社長崎新聞社