現在トッテナム、イングランド代表のエースとなっているFWハリー・ケインには、強烈に記憶しているワールドカップがある。ケインが当時8歳だった頃に見た2002日韓ワールドカップだ。当時のイングランドはデイビッド・ベッカムやマイケル・オーウェン、リオ・ファーディナンドなど実力者を擁してベスト8まで駒を進めた。
英『FourFourTwo』によると、ケインはグループステージのアルゼンチン代表戦でオーウェンがペナルティエリア内で転倒してPKを獲得した場面をよく覚えていると明かしている。このPK獲得がオーウェンのシミュレーションによるものだったことは有名な話で、この時オーウェンを倒したと判定されてしまったのは現トッテナム指揮官マウリシオ・ポチェッティーノなのだ。
「アルゼンチン戦でベッカムが決めたPKが印象に残っているよ。ポチェッティーノは嬉しくないだろうけど、あのPKをよく覚えているんだ。2002年のW杯は僕が記憶している最初のW杯だ。イングランドは素晴らしいチームで、優勝するチャンスがあった。ブラジル戦のことを鮮明に覚えている。イングランドが1-0でリードしていたけど、リバウドが同点ゴールを決めて、それからロナウジーニョがあの有名なフリーキックを決めたんだ。僕はその時8歳で、学校のホールでみんなで見てたよ」
ケインはこのように語っており、オーウェンのPK獲得を含め当時のことをよく覚えているようだ。2002、2006ドイツ大会のイングランドには優勝する力もあったはずだが、どちらもベスト8で姿を消している。ケインは今回のロシア大会でサッカー選手を夢見る子供たちに衝撃を与えることができるのか。最低でもベスト8入りは狙いたいところだろう。
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