【MLB】イチロー流ジョークが炸裂 大谷見学のために変装計画!? 番記者が伝える

球団特別補佐に就任したマリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】

球団特別補佐就任で試合中はダグアウトに入れず

 3日(日本時間4日)に球団特別補佐に就任し、メジャー登録を外れたマリナーズのイチロー外野手。4日(同5日)から始まる本拠地エンゼルス戦を前に大谷翔平選手と挨拶をかわした背番号51は、ジョーク混じりに驚きの計画を明かしたという。MLB公式サイトで番記者を務めているグレッグ・ジョンズ記者が自身のツイッターでリポートしている。

 イチローが明かした驚きの計画とは、なんと変装&ベンチ侵入計画だ。選手登録を外れたイチローは、試合中はダグアウトに入ることができない。ジョンズ記者によれば、大谷がプレーする姿を直接見るのを楽しみにしていたというイチローは、ダグアウトに入るために「今日こそボビー・バレンタインをする日ですね」とジョークを飛ばしたという。

 かつてNPBでロッテを日本一に率いたバレンタイン氏は、メッツ監督時代だった1999年、6月9日に行われたブルージェイズ戦で審判に退場を命じられたが、その後、サングラスと口ひげをつけて変装し、ダグアウトに戻ってきたことがある。つまり、イチローもサングラスと口ひげで変装し、ダグアウトに忍び込もうというわけだ。もちろん実行するはずもないが、どれだけ大谷のプレーを近くで見たかったか、イチロー流のユーモアを交えた表現となった。

 また、イチローは球団特別補佐に就任した初日となった3日(同4日)の試合中は、ウエイトルームでテレビ観戦をしながらトレーニングに励んでいたことも明かし、このルーティンを続ければ来春までに体重が240ポンド(約108キロ)を超えることはないだろうと話したという。

 果たして、大谷が「5番・DH」でスタメン出場するこの日も、イチローはウエイトルームでテレビ観戦するのだろうか。はたまたスタンドから、その目で打席に立つ姿を見届けるのだろうか。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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