【MLB】ダル不調要因は捕手にあらず マドン監督が記者に念押し「書き留めたか?」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

レンジャーズ時代を知る3A捕手ジメネスの専属捕手化を否定

 今季6試合に先発し、まだ白星を飾れていないカブスのダルビッシュ有投手。オフに6年1億2600万ドル(約137億4700万円)の大型契約を結んだ期待の右腕だが調子が上がらず。新天地で試練が続くダルビッシュについて、ジョー・マドン監督は4日(日本時間5日)、地元記者たちに「捕手との相性は無関係」と話したという。MLB公式サイトで番記者を務めるキャリー・マスカット記者ら地元記者が自身のツイッターで伝えている。

 ダルビッシュは、ここまで6試合(30回)に投げて0勝3敗、防御率6.00と苦しんでいる。先発した6試合のうち5回を投げきったのは2度だけ。前回の2日(同3日)本拠地ロッキーズ戦では4回1/3を3被弾を含む7安打6失点(自責5)と打ち込まれた。

 オープン戦での調子はよく、期待が大きかっただけに、地元メディアは懸命に不調の要因を探そうとしている。捕手ウィルソン・コントレラスとの相性に問題があるのではないかという説も浮上しているが、この日、マドン監督は「捕手とは無関係。みんな、ちゃんと書き留めたか? これは捕手との相性は無関係だ」と完全否定したという。同時に、傘下3Aにはダルビッシュがレンジャーズ時代にバッテリーを組み、相性のよかった捕手クリス・ジメネスがいるが、ダルビッシュ専属捕手として昇格させる予定もないとしたそうだ。

 ダルビッシュ自身、復調に向けてあらゆる手を講じているところだろうが、まずは1勝を挙げ、なんとか周囲の声を沈めたい。

(Full-Count編集部)

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