三浦で今生きる人たちに焦点を当てた写真展「南端」が4月29日、神奈川県三浦市三崎の「旧Miura・Film・Commission・Museum」(三浦フィルムコミッションミュージアム)で始まった。写真家の有高唯之さん(47)が漁師や農家、音楽プロデューサーなどさまざまな職種の人や三浦の風景を捉えたパネル作品約60点が並ぶ。5月20日まで。
有高さんは6年前に東京から逗子に移り住み、三浦で生きる人たちを撮り続けている。今回は同名の写真集が5月4日に市内唯一の出版社「アタシ社」から発売されるのを記念して開催。漁師や農家のほか、駅長や大工、水産加工業や書道家、サックス奏者などの生き生きとした表情を切り取った。
有高さんは「『消滅可能性都市』とも言われるが、住んでいる人に悲壮感はない。堂々とした顔つきをぜひ見てほしい」と来場を呼び掛けている。
正午~午後7時。毎週火曜定休。問い合わせは、アタシ社のミネシンゴさん(mineshingo@atashisya.com)。