イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2018MotoGP第4戦スペインGP 初日レポート

長島哲太がスペインGP初日に18番手

パウィは19番手発進

Rd.04 スペインGP
ヘレス・サーキット: 2018年5月4日(金)
コンディション: ドライ
気温: 21℃  路面: 37℃

 2018年シーズン第4戦スペインGPが、アンダルシア地方のヘレス・サーキットで幕を開けました。金曜は午前のFP1と午後のFP2がそれぞれ45分間行われ、IDEMITSU Honda Team Asiaの長島哲太は初日総合順位で18番手につけました。チームメイトのカイルール・イダム・パウィは初日19番手でした。

 現地時間の午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタートしたFP1で、パウィはセッション経過とともに確実にタイムを短縮してゆき、最終的にトップタイムから0.734秒差の13番手となる1分43秒570を記録しました。長島は、手堅く18番手のラップタイムを刻んでこのセッションを終えました。

 午後のFP2で、長島は全体的なフィーリングをさらに向上させて1分43秒548に到達。明日の予選に向けて好感触を掴みました。パウィも、午後の走行では午前よりもフィーリングを大きく向上させています。

 明日のFP3は午前10時55分にスタート。午後には決勝のグリッド順を決める45分間の予選が行われます。

長島哲太(18番手 / 1’43.548 / +1.011)

「順位はともかく、タイムは上位陣ととても接近しています。バイクのネガティブなポイントも特になく、シーズンの中でも一番いい初日の走行になったと言えます。セットアップ面でも迷いはなく、いい感じでまとまってきています。予選は15番手以内に入ることが目標です。そうすれば、決勝レースでもトップテンを狙える位置で争える可能性が高くなると思うので、明日はそれを目標に取り組みます」

カイルール・イダム・パウィ(19番手 / 1’43.570 / +1.033)

「バイクは非常にいいフィーリングで、今日は非常にポジティブな一日でした。FP2では、リアにソフトコンパウンドのタイヤを入れてラップタイム更新を狙っているときに、前方に選手が割り込んできたため、それ以上攻めることができなくなりました。とはいえ、今日はチームといい仕事をできたので、明日の予選もこの調子でがんばります」

青山博一 チーム監督

「パウィは今日の走行でロングランもできて、単独走行でもいいタイムで走れているので、充実した一日になりました。この調子でさらに改善していければ、明日以降はさらに好内容を期待できると思います。長島もいいスタートになりました。改善する部分についてもチームと選手の間で相互理解が明確なので、非常にポジティブな一日でした。両選手とも、明日の予選では好位置の獲得を目指してくれるでしょう」

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