『FourFourTwo』は3日、「プレミアリーグの各クラブで最も有望なアカデミーの選手」という記事を掲載した。
シーズンも終わりに近づき、各クラブの情勢も決まりつつある。視線が来季に向かっているファンも多いはずだ。
そこで気になるのが来季芽を出しそうな若手選手たち。次のスターは一体誰になるのか?
各クラブが保有している生え抜き選手の中で、最も有望なヤングスターとは…。
アーセナル:エミール・スミス=ロウ
イングランドのU-17代表選手として年代別の世界王者となったスミス=ロウ。
アーセナルの新しい監督に、彼の「絹のような」スムーズなドリブル、鋭いパス、ロングレンジでのフィニッシュが評価されれば、「新しいデ・ブライネ」になれる可能性がある。
ボーンマス:アーロン・ラムズデイル
シェフィールド・ユナイテッドのアカデミーはこのところ育成で結果を残している。ラムズデイルはその次の「逸材」になる可能性がある。
2017年1月にボーンマスへやってきた彼は、今季チェスターフィールドにレンタルされている。降格したチームの中、守護神として奮闘した。
ベゴヴィッチはともかく、フェデリーチとボルツは年齢が年齢だ。ラムズデイルにもチャンスが巡ってくるかもしれない。
ブライトン:ジョーダン・マグワイア=ドリュー
この20歳の攻撃的MFは、これまで4つのクラブに貸し出されてきた。多くの経験を積んでいる選手だ。
左足に特徴を持つダイナミックなアタッカーであり、そろそろトップチームでチャンスを与えられるべき存在だ。
バーンリー:マーリー・ブレア
15歳でリヴァプールに入団した経験を持つトリッキーなアタッカーは、今季バーンリーとプロ契約を結んだ。
ゴールを目指すスピードとテクニックを持っている18歳。輝かしい未来が待っている可能性がある・
チェルシー:メイソン・マウント
多くの選手をローンに出しているチェルシー。マウントもその一人で、今季はオランダのフィテッセに所属している。
この19歳はエールディビジで9得点7アシストを記録し、クラブのMVPに選ばれた。彼の野心はスタンフォード・ブリッジでプレーすることに違いない。
クリスタル・パレス:ジェームズ・デイリー
左サイドのどこでもプレーでき、多才で勤勉な選手だ。U-18チームのキャプテンとして活躍し、U-23に飛び級昇格した。
そして今月のボーンマス戦ではトップチームでベンチ入り。プロデビューも近いはずだ。
エヴァートン:アントニー・ロビンソン
レイトン・ベインズがやや厳しい状況になるに従って、ロビンソンへの期待は日に日に増加している。
今季はボルトンにローン移籍し、苦戦するチームの中で左サイドバックとして奮闘を見せた。アメリカU-18代表経験があるが、まだイングランド、アイルランドの資格がある。
ハダーズフィールド:ライアン・スコフィールド
ハダーズフィールドは9月にアカデミーのリストラを敢行し、U-17とU-19だけを残した。速やかにトップチームへの道を作るためでもあるという。
体格と個性に恵まれた18歳のGKスコフィールドは、来季もしかしたらいくつかのチャンスを得られるかもしれない。
レスター・シティ:サム・ヒューズ
レスターは今季リザーブリーグで優勝を争ったし、若手の成長が著しい。トップチームに参加する選手が多くなってもおかしくはない。
21歳のサム・ヒューズはセンターバックやボランチをこなす選手。チェスターから加入以来その才能を見せつけている。
リヴァプール:カーティス・ジョーンズ
クロップのチームは多くの若いタレントを抱えている。ライアン・ブリュースターやベン・ウッドバーンらだ。
しかしカーティス・ジョーンズも見逃せない。パワフルなドリブルとシュートを持ち、ジェラード監督に愛されている。
マンチェスター・シティ:テイラー・リチャーズ
シティのアカデミーからはジェイドン・サンチョ、フィル・フォデン、ブラヒム・ディアスなど多くの才能が輩出された。
次に来るのはテイラー・リチャーズだろう。左サイドのすべてのポジションでプレーできる。ただ、12月に十字靭帯をやってしまった。来季のスタートには間に合うと思われるが…。
マンチェスター・ユナイテッド:イーサン・ハミルトン
2月のFAカップでポグバの代わりにベンチ入りすることになったハミルトン。マクトミネイに続くユナイテッド産のニューボランチだ。
19歳の彼は仕事への倫理観と戦術的な意識を持ち、左足にも優れている。新しいダレン・フレッチャーになることを期待されている。
ニューカッスル:ビクトル・フェルナンデス
マイク・アシュリー会長が財布の紐を縛っている限り、ニューカッスルの監督は買い物ができない。ユースを重要視しなければならない状況だ。
2017年に獲得されたフェルナンデスはU-23のチームで活躍している。プレシーズンでは間違いなく試されるだろう。
サウサンプトン:アルフィー・ジョーンズ
クラブは今降格の危機だ。しかし来季どのディヴィジョンで戦うにしても、最終ラインには何らかの決断が必要だ。
そしてアカデミーには20歳のアルフィー・ジョーンズがいる。U-23でキャプテンを務めていた彼は、冷静な判断を見せてきた選手である。
ストーク・シティ:ジョーダン・グリニッジ
グリニッジは16歳のときにレディング入団を断られ、ストークへとやってきた選手だ。U-18では18試合で25得点を決めた。
彼の純然たる身体能力はどんな監督にとっても活用できるものだし、高さはいつも驚異になるだろう。
スウォンジー・シティ:ジョージ・バイヤーズ
2014-15シーズンに18歳でデビューしたが、当時所属していたワトフォードからは放出された。2016年にスウォンジーと契約し、U-23チームを主戦場とした。
今季はリザーブで10ゴールを決めるなど攻撃力を発揮した。彼の才能をトップチームは早く見つけるべきだ。
トッテナム・ホットスパー:キーナン・ベネッツ
若いウイングは、結局サイドバックで開花することが多い。攻撃ではスペースが得られるため、運動能力を生かせるからだ。
ダニー・ローズがそうだったように、ベネッツも左サイドバックを経験して宝石が磨かれた。今季は31試合で9得点を決めている。
ワトフォード:ライアン・キャシディ
Kポップスターのような髪型をしたキャシディは、アイルランドの名門セント・ケヴィン・ボーイズの卒業生だ。
キャシディは今季U-18で18ゴールを決め、U-23へと昇格した。3月には初のプロ契約も勝ち取った。
WBA:ライハーン・トゥロック
WBAの降格は決定的だ。アカデミーの才能にはより期待が集まる状況になっている。その一人がトゥロックだ。
彼は12月にファーストチームでベンチ入りし、リザーブでもプレーしている。イングランドU-17代表としても世界王者に。
ウェストハム・ユナイテッド:ベン・ジョンソン
なんとも足が早そうな名前のジョンソンは、今季後半戦でファーストチームに入ってきた若手選手。ウイングからサイドバックに転向した男だ。
負傷に苦しんでいたがコンバートでその悪いサイクルから抜け出した。サバレタの後継者として考えられるべき状況がある。