ストレス発散はバッティングセンター? キュートでお茶目な美少女、井頭愛海の素顔に迫る

2012年に行われた「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞。次世代ユニットX21のメンバーとして活躍するほか、映画『おしん』(2013年)や連続テレビ小説『べっぴんさん』(2016年)できらりとひかる演技力を披露して注目を集めた女優の井頭愛海。
現在、フジテレビが運営する動画配信サービスFODで配信中の連続ドラマ『パフェちっく!』では同じオスカープロモーションに所属する高橋ひかる演じる亀山風呼の友人・小森ちさ役で出演。キュートな魅力で話題を集めている。

今回はそんな井頭に女優としての展望やその『パフェちっく!』の見所や、高橋ひかるとの現場の裏話などについて話を伺ってきた。

—— 『パフェちっく!』では高橋ひかるちゃんと共演。同世代ということで現場は楽しいんじゃないですか

井頭:そうなんです。わたしはひかるちゃんの恋を応援するみたいな役所なんですけど、ひかるちゃんは高校2年生、わたしは高校3年生でほとんど同世代。どちらも関西人なので、撮影中も2人の間では関西弁が飛び交っています。今回の撮影現場は結構関西出身の人が多いんです。楽しいですね。 

—— 井頭さんは大阪府出身。高橋さんは滋賀県の出身ですもんね。こうやって話していても関西弁のイントネーションが時々顔を出してとってもキュートだと思います

井頭:周囲には直せと言われているんですけど、ま、いいかなって(笑)

—— ちなみに上京して何年目になるんですか?

井頭:今年で3年目です。高校一年生の時に上京したんです。でも、その後一度地元に帰った時に東京の言葉と関西弁が混じったわたしに友達が「関西魂捨てたんか!」って(笑)そこから関西弁のイントネーションも大切にしなきゃって思うようになりました。

—— 今年1月に関西テレビで放送された『大阪環状線 Part3 ひと駅ごとのスマイル』に出演されていましたけど、たまに大阪に帰ると楽しいんじゃないですか?

井頭:もうめっちゃ楽しいですね。大阪に帰る機会があると友達と会います。地元に帰れることでパワーをもらったりできるんです。

—— デビューが2012年。デビューから6年経ったんですね

井頭:結構経ちましたね〜(笑)あっという間過ぎて。中学校の時は毎週週末、東京に出てきてレッスンだったりお仕事をやったりしていたんです。あんまり遊ぶ時間はなかったのを思い出します。平日も大阪でレッスンをしていたんです。このお仕事が好きなので、それはそれで楽しかったんですけど。

—— 6年間で一番自分が成長できたと思う時期はいつですか?

井頭:やっぱり2017年の朝ドラ『べっぴんさん』の時です。出演できたことがわたしにとってもすごく大きな経験になったんです。

—— あのドラマで一気に知名度も上がりました

井頭:それまでは街を歩いていても声をかけられることはほとんどなかったんですけど、歩いていたら「見てました!」って声をかけられることが多くなって、朝ドラってすごい力だなって驚きました。自分のお芝居を監督さんと話し合いながらすごく丁寧に作っていった作品でもあったんです。役を半年くらい演じさせてもらったんですけど、結構今までは短いスパンで終わる役が多かったので、役に深く入り込めていなかった部分とか、お芝居に対してもっと役に入りきってやりたいという気持ちがあったんですけど、この役を半年することでよりお芝居のことが好きになったような気がします。

—— 女優としては今後はどんなふうにやっていきたいと思っているんですか

井頭:今までは結構暗い役とかが多かったんですけど、明るい役がやりたいって思っていたんです。そしたら最近は続けて明るい役を演じることができました。でも、もっと闇を抱えた役とか、もっと演技を深く追求できるような役に出会いたいという気持ちもあります。以前、「夜行観覧車」(TBS系)で杉咲花さんが演じていたような感情を思いっきりぶつけるような役もやってみたいです。もっと自分の感情を開放できる役に出会いたいなって思っているんです。

—— 高校生くらいで暗い役や闇の深いような役をやるとその期間落ち込んだりしないですか?

井頭:しますね(笑)すごい考えすぎてしまって。撮影が終わってもすごく暗いみたいな。でも逆にそれが楽しかったりするんですけどね。

—— 仕事でストレスがたまったりすることもあると思うんですけど、ストレス発散はいつもどんなふうにしているんですか?

井頭:最近バッティングセンターに行ったんですけど、すごくストレスが解消されて驚きました(笑)フォームができていないので筋肉痛になったんですけど、すごく楽しくて。撮影の場所から近くにあったバッティングセンターで、共演者の方と行ったんです。また行きたいって思っています。当たった瞬間に「はっ!」て。新しい趣味ができた感じです。こう見えて運動神経は悪いですけど(笑)

—— 今高校3年生。周りは進路を決めたりバタバタしている時期だと思うんですけど、そういうのを見て自分自身が焦ったりみたいなことはありますか?

井頭:考えたりはしますね。わたしはどうなるんだろうって。仕事はもう決まっているけど、本当にこれで良かったのかなって悩むこともあったりするんです。でも今のところはまだふわふわしています。アホなことばかり考えて(笑)悩むこともあるんですけど、立ち直りもはやいタイプなんです。

—— X21のメンバーとしても活動されています。演技の仕事との両立も大変なのでは

井頭:演技の仕事とX21はまったくジャンルが違っていて、表現するという部分では共通する部分も多いんですけど、歌う時は歌う、演技をする時は演技をするで割り切ってやっています。勉強とお仕事みたいな感じです。どちらもひとつのジャンルとして捉えて挑戦しているので、それを大変に思ったりすることはないです。

—— 同じオスカーの仲間との共演で刺激をもらうことも多いと思うんですが、事務所で憧れている先輩や参考にしている先輩はいるんですか?

井頭:上戸彩さんです。美少女コンテストを受けようと思ったきっかけにもなった人なんです。『おしん』の時に共演するシーンはなかったんですけど、現場見学に行かせてもらった時もすごく優しくしてくれて。本当にもうテレビで見るままの方。わたしもこんな先輩になりたいなって思っています。

—— 同じ事務所で仲がいいのは誰なんですか?

井頭:X21のメンバーはみんな仲がいいですよ。吉本実憂ちゃんとか、みんなでごはん食べにいったりもするんです。みゆぴー(吉本)はお芝居もやっているので、同じ悩みを持っていて話し合ったりすることもあるんです。アドバイスを聞いたら一緒に真剣に考えてくれたりして、本当にいいお姉ちゃんだなって。

—— 今、『パフェちっく!』で共演している高橋ひかるちゃんはどうですか?

井頭:関西同士で仲も良いので、撮影の合間に学校の話をしたりして、すごく楽しいです。

—— ひかるちゃんから刺激を受けることもあるのでは

井頭:現場でのひかるちゃんはすごく真面目。ちょっとセリフを間違えたりしてもすごく「すみません」って真摯で。そんな後ろ姿を見ていたら自分の初心の頃を思い出して、もっとどん欲に頑張っていきたいなって思うし、ひかるちゃんから受けるパワーもすごく感じているので負けてられないなって思うんです。

—— 最後にその『パフェちっく!』のPRをお願いします

井頭:見ててキュンキュンしてくるドラマ。ひかるちゃんが本当に可愛くて見ているだけで癒しになります。わたしはひかるちゃんの背中を押す友人の役。結構素に近い感じで演じているので、素顔のわたしに近い部分がたくさん見れると思います。ぜひ一度見てください!

(ジェイタメ編集部)

© 株式会社ジェイプレス社