Dバックス・クックが無敗のバーランダーに土をつける

【アストロズ1-3ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

昨年8月末にアストロズへ加入して以来、レギュラーシーズンでは無敗を継続していたジャスティン・バーランダーがついに敗戦投手となった。バーランダー自身は6回92球を投げて2失点(自責点1)と先発投手としての役割を果たしたものの、ダイヤモンドバックス先発のマット・クックが再三のピンチを凌ぎ、7回途中1失点の力投。A.J.ポロックのタイムリー三塁打などで奪ったリードを平野佳寿らリリーフ陣が守り抜き、ダイヤモンドバックスは今季11カード目にして10度目のカード勝ち越しとなった。

打たれたヒットはバーランダーの3本に対して6本、奪った三振はバーランダーの8個に対して3個と、数字だけを見ればバーランダーのピッチングがクックのそれを上回っていたように見えるものの、白星を手にしたのはクックだった。「相手打者に考えさせることができた。内角と外角、高めと低めを上手く使い分けて、とにかくストライクを投げることを意識した」とクック。4回表は一死二塁、5回表は二死一、三塁、6回表は無死一、三塁のピンチを背負ったものの、的を絞らせないピッチングでアストロズ打線をアレックス・ブレグマンの2号ソロによる1点だけに封じ込めた。7回表一死一、二塁のピンチで登板した平野は、エバン・ギャティスを空振り三振、ジョージ・スプリンガーをセンターフライに抑えて8ホールド目をマーク。最後はクローザーのブラッド・ボックスバーガーが締めくくり、ダイヤモンドバックスは昨季のワールドシリーズ王者との3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。

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