初回4得点の猛攻 マーリンズが4カード連続勝ち越し

【マーリンズ8-5レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

レッズ先発のブランドン・フィネガンの立ち上がりを攻め、初回に打者一巡の攻撃で4点を先行したマーリンズが8対5で逃げ切り。ドジャース3連戦、ロッキーズ3連戦、フィリーズ3連戦に続いてレッズ3連戦も2勝1敗で終え、先月下旬から4カード連続の勝ち越しとなった。

マーリンズは初回に相手の守備のミスもあって無死二、三塁のチャンスを作り、スターリン・カストロのタイムリーで2点を先制。一死二、三塁となったあと、キャメロン・メイビンのタイムリーとルイス・ブリンソンの内野ゴロでさらに2点を追加し、一挙4得点のビッグイニングとなった。2回表にカストロの犠牲フライでリードを5点に広げ、3回裏にジョーイ・ボットーの5号ツーランで3点差に迫られたものの、7回表にはメイビンがタイムリー二塁打を放って6対2。直後の7回裏にボットーのタイムリー二塁打で再び3点差となり、9回には2点を取り合ったが、最後はクローザーのブラッド・ジーグラーがピンチを凌ぎ、マーリンズが勝利を収めた。

悪天候による中断があったこともあり、マーリンズのドン・マティングリー監督は「我々が先行して、相手が追い上げてきた。雨天中断後に試合が再開され、そこから試合がどのように展開していくかわからなかった」と逃げ切って勝利を収めたことにホッとした様子。最終回に田澤純一が3点差に追い上げられ、一死一塁の場面でマウンドに上がって試合を締めくくったジーグラーは「僕たちは積極的にプレイすることができている。これは大切なことだと思うよ」と4カード連続勝ち越しの要因を分析した。

打線ではリードオフマンのJ.T.リアルミュートが2安打2四球で4度も出塁し、3番・カストロは2安打3打点の活躍。6番・メイビンも前打者が敬遠されたあとにタイムリーを放つなど、2安打2打点をマークしてチームの勝利に貢献した。なお、5番手として9回裏に登板した田澤は一死しか取ることができず、自分の役割を果たすことはできなかった。

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