「変なホテル」に無人コンビニ HTB、顔認証技術を活用

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は、ロボットが接客する園内の「変なホテル」に、店員を配置しない無人コンビニエンスストア「スマート・コンビニ」をオープンした。顔認証と商品を読み取る画像認識の技術を活用。成果を見ながら今後広めていく。
 無人コンビニは1階にあり、広さ約10平方メートル。五つのカメラを設置している。入り口で顔登録した後、登録した顔と認証することで入店が可能になる。購入者の顔認証と商品の画像認識で会計し、クレジットカードで決済する。
 ホテルの近くにコンビニがなく、宿泊客から要望が上がっていた。営業時間は午前6時~翌午前2時。現在、おにぎりやカップ麺など32品目が並ぶが、土産物などを加え、夏までに100品目ほどに増やす。
 大江岳世志総支配人は「キャッシュレス化などを進め、ホテルの業務効率向上を図りたい」と話している。

顔認証と画像認識で会計をする無人コンビニのレジ=佐世保市ハウステンボス町

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