神戸製鋼所の2018年度の一時金は前年度比30万円増の142万円(39歳・21年勤続)となったもようだ。神鋼は一時金算定に業績連動方式を採用しており、17年度の業績回復を反映した形。140万円超は15年度以来、3年ぶり。
7日、労働組合に金額を提示した。同社の業績連動方式の基準経営指標は単独経常利益。18年3月期の単独経常益は444億円で、前の期(165億円の赤字)に比べ大幅に回復した。これを反映して一時金も30万円の増額となる。
神鋼は通常、連動方式による算定金額を基準に、業績の違いで部門間で格差をつけている。18年度は品質に関する不適切行為の影響が各部門に及んだため、部門間格差を見合わせたもようだ。