三条ものづくり学校、工場蚤の市でライフスタイル提案

 創業支援、ビジネスマッチングなどの三条ものづくり学校工場(こうば)蚤(のみ)の市が4月14、15日で開催された。地元、燕三条の工具を使ったワークショップや地元の素材や端材を再利用した物販などが催され、多くの世代が訪れた。

 その中でも特徴的だったのは新しい学び方、働き方、ライフスタイルの提案だ。

 新発田市出身でグラフッィック、アパレルデザインなどで企業とのコラボを行うJUN WATANABE氏はラジコンミーティングを開催し、家族連れや県外のファンで満員となった。

 同氏は「地元新潟で大勢でワクワク感を共有したい。皆さん〝モノ〟へのこだわりが強い。趣味が接点になり新たな仕事に。キャンプ(燕三条は用品メーカーが集積)やウェア、車と組み合わせ、ライフスタイル全体楽しんでほしい」とさまざまな可能性を提案した。

 スイッチオンは2020年のプログラミング必修化を前にタミヤロボットスクールを開催。オリックス・レンティックは人手不足をサポートする協働ロボット各種、マッスルスーツを展示した。

 プレス・溶接・機械加工のストカは溶接の五十嵐と合同で看板などの溶接体験を開催。担当者は「TIG溶接はスパッタが少なく女性でもコツコツ、丁寧な仕事ぶりが生かせる。溶接女子で職場も明るくなる」と提案した。

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