西武が女性向けイベント「ウーマンフェスタ」を開催 11日からのロッテ3連戦で

12日に配布するレディースユニフォームを持つライナ【写真提供:埼玉西武ライオンズ】

12日のロッテ戦では女性全員に「ライオンズレディースユニフォーム」配布

 パ・リーグ首位を快走する西武ライオンズ。開幕から本拠地メットライフドームでは12連勝中だが、5月11日からの本拠地ロッテ3連戦では女性向けイベント「ウーマンフェスタ」を開催、12日には来場した女性全員に「ライオンズレディースユニフォーム」を配布する。そこで、球団初となるレディースユニフォーム作成の裏側や、女性ファンに球場で見てほしいところなどを、西武ライオンズ事業部の中條綾美さん、広報部の加藤晃子さんに聞いた。

 レディースユニフォームは「女性みんなで一体感のある応援をしたい」という女性ファンからの声がきっかけとなり作成された。ライオンズの女性社員がアイデアを出し合って完成したユニフォームは、女性というとピンクをイメージしがちだが、ライオンズらしさを表すブルーにこだわり、パステルブルーが基調になっている。さらに、ロゴにはハートがあしらわれ、ユニフォームの一番上のボタンがピンクになっているなど、かわいいワンポイントも特徴だ。

 このユニフォームを着ての試合観戦はもちろんのこと、女性ファンには球場に来たらそれ以外のところも楽しんでもらいたいと中條さん、加藤さんは話す。

「テレビには映らないところを見てほしいと思います。メットライフドームでは観客席からブルペンが見られます。準備している選手の真剣な顔など、試合の緊張感を間近に感じられます」

公式マスコットのライナ「げんきなこえがせんしゅたちのパワーになるよ!」

 また、ベンチでのお茶目な選手の仕草にも注目だという。

「試合前、ベンチに座っている選手同士のふれあいもおもしろいです。源田選手がベンチにちょこんと座って練習を見ている姿をインスタグラムにアップしている女性ファンの方も多いですよ」

 そう話す2人に、女性から見たライオンズの一押し選手を聞いてみると、中條さんは社会貢献活動を行っている栗山巧外野手、炭谷銀仁朗捕手、秋山翔吾外野手、増田達至投手、浅村栄斗内野手を挙げた。

「自発的に活動を行い、プロ野球選手として自分ができる事を考え、プレー以外でも自分の役割を見出していっている。人としてかっこいいと思います」

 一方の加藤さんはルーキーの選手達を挙げ、中でも開幕1軍を掴み取った伊藤翔投手に注目しているという。

「伊藤投手はグッズのPR写真を撮っている時、顔を隠したりしていろんなポーズを取っていました。普段の仕草はとてもかわいいのですが、マウンドに上がると堂々としていて19歳とは思えないピッチングをします。そのギャップを見てほしいです。ファンの方には、ルーキーの成長を見守っていくとともに“私が育てた”という思いを、ひとつの楽しみにしていただけたらと思います」

 また、公式マスコットのライナは「かわいいしゃしんがとれるばしょもたくさんあるからおともだちといっしょにきゅうじょうをおさんぽするのもオススメだよ! かわいいレディースユニフォームをきておうえんしよう!おんなのこたちのげんきなこえがせんしゅたちのパワーになるよ!」と、女性ファンに声援での後押しを呼びかけた。

(Full-Count編集部)

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