鍛えた口笛響かせ 世界大会に9カ国60人 高津

 口笛の魅力や楽しみ方を知ってもらおうと、「口笛世界大会(WWC)2018」が3~5日、川崎市高津区の市男女共同参画センター(すくらむ21)で行われた。コンテストには9カ国から約60人が出場し、日ごろ鍛えた口笛演奏を披露した。

 プロ奏者や愛好家らでつくるジャパン・ウィスリング・コンフェデレーション(JWC)の主催。事前審査には100人以上が応募し、通過者が5部門で競い合った。インドやカナダ、米国などからも集まり、「アヴェ・マリア」などのクラシック、映画「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー」などポピュラーな曲をホールいっぱいに響かせていた。

 大会は米国で40年以上続けられてきたが、主催者が高齢になり、JWCが引き継ぐ形で日本で開催。川崎では2年ぶり3度目の開催となった。JWC代表の「くちぶえ奏者りょうすけ」こと竹内亮介さん(東京都日野市在住)は「まだまだ知られていない口笛芸術だが、より発展するため、今後も大会を続けていきたい」と話した。

 結果は次の通り。(敬称略)

 ▽音源伴奏成人部門 YOKO(東京)▽弾き吹き ニヒル・K・ラネ(インド)▽音源伴奏ジュニア部門 伊藤心(秋田)▽同シニア部門 阿部洋子(茨城)▽アライドアーツ スウェタ・スレッシュ(インド)

口笛を演奏する音源伴奏成人部門のファイナリスト

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