ウエルカム訪日客 川崎駅の案内所、政府から「カテゴリー2」認定

 JR川崎駅北口行政サービス施設「かわさききたテラス」内の観光案内所(川崎区)が、政府観光局から外国人観光案内所カテゴリー2に認定された。カテゴリー2の認定は市内初。

 同局は、案内所が外国人向けに提供するサービス内容で三つのカテゴリーに区分して認定している。カテゴリー2は英語で対応可能なスタッフが常駐し、広域の案内を提供する案内所が認定される。

 同案内所は2月の同駅北口通路開設に伴いオープン。英語と中国語に対応するコンシェルジュが案内するほか、韓国語、ポルトガル語など5カ国語もタブレットを使ったテレビ電話通訳で対応できるようになっている。110インチの大型ディスプレーで市内の観光スポットなどの魅力を紹介するほか、かわさき名産品などの展示・販売もしている。

 同テラスの利用者は1日当たり800~900人。市観光プロモーション推進課は「外国人の利用も増えている。羽田空港に近く、市内には魅力的な施設も多い。2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、今後も市内の魅力の発信拠点となるよう取り組んでいきたい」と話している。

外国人観光案内所のカテゴリー2に市内で初認定された「かわさききたテラス」内の観光案内所

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