『ユア・ソング~エルトン・ジョン ベスト・ヒッツ・カヴァー』 涙なくしては聴けないレディー・ガガの熱唱

『ユア・ソング~エルトン・ジョン ベスト・ヒッツ・カヴァー』

 リバティー・レコードのオーディションがきっかけでエルトンとバーニー・トーピンは共にDJM音楽出版社のライターとして契約しました。1968年、エルトン・ジョン名義でシングル『アイヴ・ビーン・ラヴィング・ユー』を発表、以来、作詞家バーニーとのパートナー・シップは半世紀続くことになります。このアルバムは2人のパートナー・シップ50周年を記念して企画されたトリビュート・アルバムです。

 レディー・ガガ、エド・シーラン、サム・スミス、P!NK、コールドプレイそしてマイリー・サイラス、デミ・ロヴァート、アレッシア・カーラまで今日を代表するアーティスト達が2人の名曲を素晴らしい歌唱でカヴァーしています。サビでのドラマチックなコード展開が魅力のエルトンの曲はナイーブな感性をもつバーニーの詞によってさらに感動的なストーリーとなって聴く者を引き付けます。歌詞対訳を見ながらお聴きになることをお勧めします、涙なくしてレディー・ガガの「ユア・ソング」は聴けません。

(ユニバーサル・2500円+税)=北澤孝

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