住友電工、国連の「再生可能エネルギープロ」に蓄電池納入

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 住友電工は国連工業開発機関(UNIDO)がモロッコで進める再生可能エネルギーの実証プロジェクトに蓄電池を納入した。

 実証プロジェクトは同国ワルザザート市にある再生可能エネルギー開発庁(MASEN)の研究施設で実施。太陽電池で発電したエネルギーを同社製のレドックスフロー蓄電池に貯蔵し安定化して、実系統で使用する。蓄電池の出力は125キロワットで、容量は500キロワットアワーとなっている。海外で同社がレドックスフロー蓄電池を納入するのは今回のプロジェクトで4カ所目となる。

 同社のレドックスフロー蓄電池は充放電の回数に制限がないほか、電解液は何度も使用可能で寿命が長い。併せて発火や有毒ガスの発生がない物質を用いており安全性が高く、充放電が早いことも特長となっている。

 同市のMASEN施設では住友電工製の高効率な集光型太陽電池を用いた実証実験がすでに実施中。UNIDOのプロジェクトでは実験中の集光型太陽電池にレドックスフロー蓄電池を新たに接続し、MASENと共同で様々な検証を行う。

 実験では実系統に接続しての電力のピークカットや、集光型太陽電池が発電した余剰電力の貯蔵などについて検証を実施。併せて実系統から切り離した一部の集光型太陽電池の電力を貯蔵し、独立電源としての有用性についても実証する計画となっている。