〔火山〕八丈島と青ヶ島に噴火警戒レベルを導入 今月30日から-気象庁

気象庁は9日、伊豆諸島(東京都)の八丈島と青ヶ島について、それぞれ噴火警戒レベルの運用を5月30日14時から開始すると発表しました。
5月30日14時の運用開始時点において、八丈島と青ヶ島の火山活動に特段の変化が無い場合は、「噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)」を発表する予定としています。

噴火警戒レベルは、火山活動に応じて警戒が必要な範囲と住民・自治体のとるべき防災対応を5段階に区分して発表する指標です。
これまでに噴火警戒レベルを導入した火山は、桜島や浅間山、富士山など39火山があり、今回の八丈島と青ヶ島を加えて全国41火山で噴火警戒レベルが導入されることになりました。今後も各火山周辺の自治体の火山防災対策の検討が進み次第、噴火警戒レベル導入火山を拡大していく予定です。

■噴火警戒レベル運用火山(41火山・5月30日14時時点)
・雌阿寒岳、アトサヌプリ、十勝岳、樽前山、倶多楽、有珠山、北海道駒ヶ岳、恵山、岩木山、秋田焼山、岩手山、秋田駒ヶ岳、鳥海山、蔵王山、吾妻山、安達太良山、磐梯山、那須岳、日光白根山、草津白根山(白根山(湯釜付近)/本白根山)、浅間山、新潟焼山、焼岳、御嶽山、白山、富士山、箱根山、伊豆東部火山群、伊豆大島、三宅島、八丈島、青ヶ島、九重山、鶴見岳・伽藍岳、阿蘇山、雲仙岳、霧島山(新燃岳/御鉢/えびの高原(硫黄山周辺))、桜島、薩摩硫黄島、口永良部島、諏訪之瀬島

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