大阪のスチール機器工場、新日鉄住金エンジが受注・竣工

 新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は9日、大阪府寝屋川市で工場用スチール機器・器具メーカー、サカエの大阪工場を竣工したと発表した。鉄骨造地上1階建ての工場で、独自のシステム建築商品「スタンパッケージR」を適用した。

 本施設は地上1階建ての金属製品加工工場と2階建ての事務所で構成される。延べ床面積は5900平方メートルで鉄骨重量は約500トン。システム建築の適用によりクレーン荷重や工場内動線を踏まえた最適な躯体設計を行った。

 また、基礎には省力化工法の「SPパックF」、屋根にはボルトレス工法の「SPルーフィングU」、屋根断熱材には断熱・吸音性に優れる「SPサーマルG」、外壁には高い断熱性と意匠性を有する金属サンドイッチパネル「SPパネルI」などを採用。さらに工場屋根面へのトップライト設置や夏場の換気対策を施すなど快適かつ機能的な生産環境を実現している。

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