九州大地震火山観測研究センター(長崎県島原市)は10日までの2日間、活発な噴気活動が続く霧島連山・硫黄山(1317メートル)周辺で、測量調査を行った。同センターによると、水蒸気爆発とみられる4月19日の噴火前に急激に隆起した地盤は沈降傾向にあり、今回の火山活動では今後大きな噴火が起きる可能性は低い。ただ当面、噴気の勢いは維持する見込みで、長江川の白濁の原因とみられる泥水の噴出が長引く恐れもあるという。
大規模噴火「可能性低い」 泥水噴出は長期化恐れ
- Published
- 2018/05/11 08:05 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 15:05 (JST)