高校生平和大使がノーベル賞候補に 派遣委が発表

 市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は10日、長崎市役所で記者会見し、核兵器廃絶を求める署名を毎年夏に国連へ届けている「高校生平和大使」が、今年のノーベル平和賞の候補になったと発表した。
 同委員会の平野伸人・共同代表が、4月20日にノルウェーのノーベル賞委員会から正式に候補になったとの電子メールを受け取ったと説明。平野共同代表は「受賞することが目的ではなく、核廃絶に向けて良いきっかけとしたい」と話した。
 平和大使は1998年から米国の国連本部、2000年からスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問し、通算167万7212筆分の署名を提出した。

© 株式会社長崎新聞社