JFE建材フェンス・JFEシビルの製品が諫早市新野球場に採用

 JFE建材フェンス(社長・渡邊正明氏)とJFEシビル(同・弟子丸慎一氏)はこのほど、長崎県諫早市に新しく完成した「諫早市新野球場」において、JFE建材フェンスの「ハンガー式バックネット」「メッシュフェンス」、JFEシビルの防球ネットポール「ナイスポール」などが採用されたことを明らかにした。

 両社は「今回の採用は、JFEグループ共同営業の成果。引き続き連携した営業を展開することで、両社の商品ラインナップを最大限に発揮し、顧客ニーズに応えていきたい」と話している。

 諫早市新野球場は、諫早市市営球場の老朽化に伴い、久山港埋立地に建設された県央地区最大の野球場。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造りの3階建てで、両翼100メートル、センター122メートル。観客収容は約7千人。

 JFE建材フェンスのハンガー式バックネットはアーチ状の屋根とスタンドを利用した屋根吊り下げ型。観客席側は超高強力ポリエチレン繊維ネット、本部席側はステンレスの溶接金網と設置し、広い視野を確保できるのが特長。

 スタンドからの観戦を重視した「メッシュフェンス」(Neo―7型)は内野スタンド(高さ2メートル、全長88メートル)と外野スタンド(同1・8メートル、同288メートル)に採用されたほか、21カ所の出入口には中・大型のメッシュフェンス門扉や引き戸などが設置された。

 JFEシビルのナイスポールは、ライト側からレフト側のファールゾーン(全長323メートル)に採用。高さ10~12メートルのポールが20本設置された。超高強力ポリエチレン繊維と高強力ポリエチレン繊維を混合したネットを採用し、防球ネットの全体的なコスト削減に寄与している。

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