製缶世界最大手の米ボール、缶蓋部分への塗装技術を確立

 飲料缶世界最大手の米ボールはこのほど、缶蓋部分に印刷を施す新技術「カメオ・エンド・プリンティング」を開発した。飲料メーカーに新技術を提案し、顧客のブランディング活動をサポートする。今月から米国でPR活動を推進し、19年初頭にも量産化される見通しだ。

 飲料缶の印刷は缶胴部分に限られており、蓋部分についてはプルタブ部分に着色する程度で全面的に印刷するのは一般的ではなかった。しかしながら「缶蓋部分に商品ブランドを印刷することで、消費者への認知度向上につながるほか、コンビニなどの販売店でも一目で好みの商品を探すことができるなどのメリットがある」とボール社は説明している。

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